Q29.自称オーガニックとオーガニックの違い
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自称オーガニックとオーガニックの違い
「オーガニック」と表示されている商品がいろいろありますが、中には
「自称」オーガニック商品も並んでいます。

自称オーガニックとオーガニックは厳密に分けられています。

オーガニックと表示されているものは有機JASがついていたりアメリカの
オーガニック認証団体のものであったり、欧州のオーガニック団体のもの
だったりします。

特に欧州においてのオーガニック認証に関しては特別な意味が込められているといえましょう。
利害関係のない公的な第三者証明機関が一定の基準のもとで管理し、認証したものに限って「オーガニック」と呼ぶことになっています。
自称オーガニックという言葉は成り立ちません。オーガニック商品は、エコロジー面だけでなく、生産に携わる人々、商品を使用する人々の健康、安全面に配慮します。また更に原綿の生産地が開発途上国であることが多く、不当に労働が搾取されることがないよう、働く人々の生活を公正に守ることも認証のガイドラインに盛り込まれています。
それらの農産物の生産手間は従来の生産と比べてすべてかかるために割高となっています。割高であるための正当な理由を示す必要がでてきます。
それを示すために証明書が必要となってきます。

 1972年にドイツのテリー州にIFOAM(国際有機農業運動連盟)が設立されました。IFOAMの目的はオーガニック農業を生態的、社会的に健全で、持続性のある生産方法として、普及促進することとしています。農業者、科学者、消費者が一体となって基準を作り、この基準が多くの民間の認証団体や1991年に成立したヨーロッパ規格、またアメリカの連邦法や国連のオーガニック基準の下地にもなりました。IFOAM自身は直接に認証することはなく、基準の作成と研究、認証機関の認定、そして全体の調整機関として活動しています。

日本国内での「オーガニックコットン」として販売され、認定証などを提示しているコットン製品はこれらの認証団体によって「オーガニックであること」が証明できますが、「自称オーガニック」のものも流通しているようです。

オーガニックであることの証明を出すための検査と認定
オーガニック生産に転換したい農家や加工業者は、オーガニック認定機関にその旨を通知します。その通知を 受けた認定機関はその農場や工場に検査官を派遣し、その申請者がどのようにすればオーガニック認定を受けられるかを指 導し、いつ、どこの場所を、どのように、どんな計画で転換するかのプランを練る作業をします。このプランのことを、オーガニック・プランと呼んでいる。  オーガニックプランの中で、3年間以上、農薬や合成化学薬物を使用せず、認定基準に定められた厩肥計画、輪作計画、病害虫管理計画などをどのように遂行 するかを細かく記述し、農家や加工業者は認定機関に提出します。認定機関はその計画を検討し、認定基準との照らし合わせをおこないプラン をスタートさせます。オーガニック農作物の認定を受けるためには、まず基準の順守、第三者である検査官の検査を毎年最低1回受けること。また 、生産計画、内容の記録の保持も必要とします。そしてその検査官の検査報告書が認定機関に提出され、審査を受けることになる。  ここでいう「オーガニック」とは、作物の生産・加工方法、その記録を農家や加工業者、オーガニック認定機関が保持し、随時検査を可 能にし、客観的に誰でもわかるようにした監査追跡が可能な農作物である事が条件としています。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽検査と認定∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

認定のためには次の要件が満たされなければならない。

@ 農場単位で全てがオーガニック農場であること。
A 生産者は、認定機関の検査官によって任意に、訪問を受けること
   になる。少なくとも1年に1回、栽培期間中に検査がなされる。
   訪問検査日程は生産者に通知されない。オーガニック生産状況の
   調査と栽培記録の検査が行われる。
B 認証の契約は生産主体者と認定機関との間で直接なされること。
C 記録の内容は、農場の詳しい地域、位置、農地への投入物
  (肥料、土壌改良剤他)作業工程のフローチャート、保管方法、
  包装方法、生産高、売上額などである。
D 残留物分析のための土壌サンプルは指示に従って随時提出する
  ことを求められる。
E 建物や機械、什器などの衛生状態を検査し、改善点があれば、
  その改善案の計画を提出する。

 

参考:日本オーガニック流通機構(NOC)